農地・住居・研修で苦労もありますが農業にはそれ以上の魅力があります



 

農家

有機野菜に魅せられて

親類に有機野菜の栽培を行っている人がおり、ときどき野菜を届けてもらっています。

 

その野菜の美味しさに、いつしか自分でも野菜を育ててみたいと思うようになりました。

 

2人の子供は特にトマトが好きで、スーパーで購入したトマトの場合、ときどきすっぱさに口をすぼめることもあるのに対して、親戚に送ってもらったトマトの場合、出されれば出されるだけ食べてくれます。

 

実家では両親が家の花壇を丹精していて、子供の自分によく手伝っていたため、自分でもできるのではないかと考えました。

 

しかし、まずつまずいたのは就農の問題です。

 

農地を購入して就農ということになると、自分ひとりではなく、家族として農業をやっていかなくてはなりません。

 

夫は会社勤め、子供も学校のことがあるため、親戚のように土地を購入して本格的に就農することは難しい状況でした。

 

しかし、有機栽培をやってみたいという私に親戚が教えてくれたのが貸農園です。

 

まずは体験と思って体験教室に通い、貸農園のシステムを知りました。

 

農具、資材は農園のものを借りることができますし、肥料の農園に用意があり、それらの使用料は、農園のレンタル料に含まれています。

 

そのため、費用がかかるのは種苗と消耗品だけ。

 

そのシステムを知って、すぐに申し込み、日々野菜つくりを勉強しています。

 

有機野菜農業を体験して

仕事関連ですが、休耕地を利用して有機農業を行っている人と知り合う機会がありました。

 

生産した有機栽培の販売や、有機農業を体験できるイベントがあるというので、参加してみました。

 

30人の枠でしたが、枠内一杯の参加者がいて、応募締め切りより前に募集が締め切られたという話を聞いて、有機農業がいかに人気があるのかを知りました。

 

野菜を試食しましたが、生産行程だけでなく出荷過程でも、一切農薬化学肥料を使っていないという有機野菜は、非常に甘く美味でした。

 

スーパーで有機野菜を見かけるようになりましたが、価格が高く、生活に余裕がなければ常に購入するとはいかないものです。

 

しかしイベントで販売されていた有機野菜はスーパーでの価格よりもずっと安価です。

 

理由を聞くとJAS法に基づく有機認証を受けていないためということです。

 

何十種類も野菜を作り、その上でJAS法に基づく有機認証を受ければ、シール代などコストがかかってしまう。

 

それらのコストがかかっていない分、安く提供しているというのです。

 

購入した野菜は不格好なものもありますが、味は文句ありません。

 

主催した人はホームページを持ち、野菜の販売も行っています。

 

イベントの盛況ぶりを見て、農業がビジネスチャンスになることを実感し、現在農業での起業を考えるようになっています。