農地・住居・研修で苦労もありますが農業にはそれ以上の魅力があります



 

農家

近所に貸し農園をかりてそこで農業をするうちに

近所に貸し農園があり、そこで野菜作りをしていたのですが、気がついたら食物を作るということに夢中になっていました。

 

そこで一念発起して農業を仕事にしようと思ったのですが、農地法の問題から簡単に畑を借りることはできません。

 

畑を借りて農業をするには、就農しなくてはならないのです。

 

就農とは農家と認められることで、これには一定以上の売上がなくてはならない、一定以上の農地を耕作していなくてはならないといった決まりがあります。

 

社会人を10年近くやって一応貯金などもありますが、就農を認められるだけの農地を購入するほどではありません。

 

また貸し農園でちょっと野菜作りを経験しただけですから、一定の収入を得るには時間がかかります。

 

そこで考えたのが、農家に就職するという方法です。

 

認定就農者という制度があって、この制度では研修を受けることで、農家などに就職することができます。

 

そして今は、様々な野菜を生産・販売している会社に就職して、生産人として頑張っています。

 

農業は衰退の一途を辿っているなどと言われますが、農業も工夫次第でチャンスが産まれると思っています。

 

独り身だったからこそできた決断かもしれませんが、この決断は成功だと思っています。

 

今は生産人として共に道を歩んでいける人を探しています。

 

研修を利用して

貸し菜園を借りて家族で有機栽培の野菜を作っていましたが、その趣味が高じて、妻が会社を辞めて農業を始めたいと言い出しました。

 

2年以上農家で研修するなどして条件を満たせば、農業法人への就職ができるというのです。

 

子供が小学校に上がって手がかからなくなったために妻は正社員としてフルタイムで働いていましたが、同じ働くならば自分の好きなことをしたい。

 

子供においしい野菜をたべさせてやりたいというのです。

 

子供が引っ込み思案のため、田舎でのびのびと生活させたいという希望もあったようです。

 

そうはいっても自分の仕事があるため、簡単に許すことはできません。

 

しかし、妻に説得された形で、妻が農業をすることを許しました。

 

快速を使えば、会社に通勤することも可能な場所であることが決め手です。

 

交通費を少し自腹を切らなくてはいけないのが痛いところですが、その分家賃は安くなりましたし、毎日の食事やお弁当が充実したものになりました。

 

また子供も田舎暮らしがあったのか、学校で初めて友達ができたようです。

 

妻もいきいきと仕事をしています。

 

夫が妻の希望に従うことを驚かれることもありますが、うちの家族については全く不自然なことではありません。

 

自分は今の会社に満足していますが、それで年をとったら妻と一緒に農業をするのもいいかもしれないと思うようになっています。

 

支援センターを利用して

大学で就職活動を始める時期になり、友人から履歴書用の写真をスタジオで撮った、就職説明会に参加したといった話を聞くようになっても、自分も就職活動をするぞ!と意気込むことはできませんでした。

 

というのも人付き合いが苦手で、自分がサラリーマンをやっていける自信がなかったのです。

 

といって大学院に行って研究者となろうとも思えません。

 

友達に引っ張られるようにしてスーツを作って、就職説明に参加して・・・とやっていたときにたまたま参加したのが新規就農・就職の相談会でした。

 

手当たり次第に就職説明会に参加していたのでそのひとつだったのですが、参加して農業についていろいろと話を聞いて、農業についてイメージが随分と変わりました。

 

農業というと収入が安定しない職業と思っていたのですが、リスクマネジメントができていて高収入を得ている人もいること。

 

そして農業といっても生産者の他に食品を加工するなど周辺ビジネスも盛んで、生産から加工、販売を一括して行っている農園もあること。

 

その日聞いた話は、ずいぶん長いこと心にかかっていて、あるとき、支援センターを利用して農業を体験することにしました。

 

春休みを利用して一ヶ月の体験です。

 

そしてサラリーマンになるのではなく、農業人になることを決めました。

 

友人には当然のことながらびっくりされました。

 

しかし今では自分が作った野菜を友人達が注文してくれて、そしてそのおいしさを賞賛してくれています。